オバマは何を狙っているのか。
核兵器は使えない抑止力兵器だ。核武装国家は直接戦争ができない。
また、弱小の貧乏国家だって核もったら、核実験成功したら一人前扱いされ独立国家、一等国になるのは北朝鮮を見ればわかる。
通常兵器は物量や質に左右される、つまりは資金量勝負ということだ。核はそうではない、1発も10発も１０００発もほぼ変わりなく使えばジエンドであり、どう考えても使えはしない。
核とは使えない貧者の兵器・抑止力・独立装置ということになる。
だとすれば核兵器廃絶ということは通常兵器競争ということになる。つまりはこういうことだ、核が北朝鮮絡みで拡散していく視点にたてば、貧乏な被支配者たちが核をもって自己主張を開始しはじめる。それはつまり、世界の多極化を意味している。自分の限りない地位低下を予感したアメリカは先手を打って核廃絶を宣言し、ノーベル賞まで与えて格上げして、世界の核廃絶潮流を作りだし、核拡散は犯罪であるという情勢を演出していく。
核を拡散させず、通常兵器勝負なら明確に持てる国の勝ちだ。勝負を核の地平から通常兵器の地平へ 移行してやろうという意図である。その隠れた意図も見抜けずに、被支配者たちは喜んで核廃絶宣言を受け入れているようにも見える。被支配者には日本も含まれているのは言うまでもない。
核保有国家は大喜びだという冷静な分析はなされず、核廃絶という掛け声の熱狂の中で左翼も宗教者も軽薄な連中は大喜びしている。北朝鮮とかシナが核廃絶に乗るはずもなく、軽薄左翼はアメリカの戦力の削減には諸手をあげて賛成だろうし、アメリカに従属しているもしくは独自の帝国主義国家である日本の核兵器所持が阻止できることは、願ってもないことだろう。
コアな左翼連中は、シナの再度の社会主義的変革と、そしてその核戦力を利用した日本の社会主義化は狙っているはずであるから、結局は権力次第で正義にも不義にもなるだけなので、本物左翼反核は敵の核には反対であり、世界を支配しつくすまで過渡的に核兵器所持するという口実で革命的核戦力という能書きで所持する。権力握ったら反核とかいってるやつは全部処刑されるか、精神病院もしくは労働改造所送りだ。
問題はオバマが戦争を本気でやろうとしていることだ。核を廃絶するつもりはなかろうが、核を持たせず攻撃可能状態を維持することは絶対的な命題である。核廃絶宣言とはそういうことだと理解できないのは甘い思考力だ。オバマは敵を通常戦力状態に置きさえすればいい。そうすればいつでも通常兵器攻撃ができるというもの。
また、北朝鮮は日本にとって脅威ではあるが、シンボリックな言い方をすれば、今後アメリカがもっとも恐れている弱小国家のモデルであり、拡散の機動力たりうれば脅威であり、北朝鮮は核をもてなくても、技術拡散は可能であり、そこが今後の最大の課題であろう。
テロではなく、反体制勢力の国家戦力に匹敵する核武装、もしくは国家の無い勢力の核武装という拡散という未来を食い止めるということに必死になってきたということである。世界支配の強化地位低下防止のためにする核廃絶宣言そして核の不拡散である。そしてそれは通常兵器戦争の可能状態の維持拡大であり戦争への道をつくる宣言である。
考えても見よう、世界平和は、唯一絶対の神の雷を国連が所持して世界に睨みをきかせるか、徹底して拡散して戦争状態を作れなくするかのどちらかしか無い。
国連は理事国の思惑によって機能不全である。とうてい世界核とは無理だ。そうすると分散核しかない。
だとすれば、日本は核武装して、世界諸民族の自立解放へ向けた核拡散を、国家戦略化していく。シナやアメリカの膨張主義や、キリスト教の世界支配を阻止する。イスラムの世界支配も許さない。チベットやモンゴルそして東トルキスタンは核武装で無血解放するという非暴力解放する。核支援が一番速い民族独立の手段だ。
日本は自前のロケット技術と核弾頭で平和産業国家となる。そして平和世界の構築へ貢献するという道を北朝鮮よりも規模拡大してより安く高性能でメンテナンスがやさしい最高の核ミサイルを世界へ拡販していくことで成し遂げるのだ。優秀な日本の営業マンは世界中の独立勢力に核ミサイルを売りまくるのだ。
世界中の民族が独立し、そして地球の命運を決する鍵を握ってはじめて平等ではないか。アメリカのWASPとその傀儡半黒人がそしてシナの中華主義漢民族がロシアのユーラシア主義者がヨーロッパのキリスト教徒連合がイスラエルのユダヤ教が独占的に所持していいはずがない。